■挨拶
お疲れ様です!勉強がんばってますね。
では、眼球の解剖学について
学んでいきましょう!
■結論
眼球の構造は、外膜と中膜、内膜に
分けることができる。
外膜には、角膜と強膜がある。
役割は、眼球の構造を保つ。
中膜には、虹彩と水晶体、毛様体、
脈絡叢がある。
役割は、遠近調整、光量調整。
内膜には、網膜がある。
役割は、光を感知できる部分で
感知し情報を伝えること。
では、詳しく解説していきましょう。
■詳細
眼球は外膜、中膜、内膜に
分けることができます。
(図1:眼球全体像)
外膜には、角膜と強膜があります。
(図2:角膜と強膜)
中膜には、虹彩と水晶体、毛様体、
脈絡叢があります。(図3:中膜)
内膜には、網膜があります。
(図4:網膜)
まずは、この大枠から覚えましょう。
絵を書いたりするのもいいですね!
では、次に役割についてです。
1.角膜と強膜
眼球の形態を保護する
役割があります。
角膜と強膜が壊れてしまうと
眼球の形が崩れてしまいます。
角膜と強膜が元気に過ごすためには、
眼房水や涙液によって栄養を受けて
過ごす必要があります。
2.1.虹彩
瞳孔括約筋や瞳孔散大筋があり、
それぞれが働くことで眼球に入る
光の量を調整する絞りの役割を
担っています。(図5:虹彩)
2.2.脈絡叢
役割というより特徴になりますが、
外膜の強膜に接しています。(図6:脈絡叢)
2.3.毛様体
毛様体には、毛様体筋と言われる
平滑筋があります。
毛様体は水晶体を覆うように
出来ており、(図7:毛様体と水晶体)
縦方向に走行するのが
ブリュッケ(Brucke)筋。
輪状に走行するのが
ミュラー(Muller)筋です。
近くを見るときは毛様体が収縮し
水晶体が厚くなります。
水晶体が厚くなれば近くのものが
見やすくなる。
これは虫眼鏡のレンズが
凸レンズで出来ているのと同じです。
(図8:虫眼鏡)
近くを見るときには水晶体を厚くする
ことで凸レンズ状態になり、
光の屈折率が変わり近くを見ることが
できます。
3.網膜
網膜の前の¼は光を感知しない盲部と
言います。
後の¾は光を感知する視部と
言います。
眼球後壁で耳側に黄班があります。
この黄班の中心部を中心窩といい、
最も視力が良い部分です。
ここの視力を中心視力といいます。
(図10:黄斑と中心窩)
黄班より鼻側にあるのが
視神経乳頭といい、視細胞が無く、
マリオットの盲点と言われています。
(図11:マリオット盲点)
■まとめ
眼球の構造は、外膜と中膜、内膜に
分けることができる。
外膜は、角膜と強膜がある。
役割は、眼球の構造を保つこと。
中膜は、虹彩と水晶体、毛様体、
脈絡叢がある。
役割は、遠近調整や光量調整。
内膜は、網膜がある。
役割は、光を感知できる部分で感知し
情報を伝えること。
国家試験では、
1問出るか出ないかかもしれません。
しかし、しっかり抑えておくことで
点数も取れ、自信に繋がります!
下に問題がありますので、
最後に確認と復習に使ってください!
お疲れ様でした!
休憩を取ってがんばりましょう!
■問題